SDGsコラム(2)

SDGsコラム(2)企業イメージの向上へ~優秀な人材を獲得~

前回、「中小企業がSDGsに取り組むメリット」について、

①企業イメージの向上
②新たな事業機会の創出
③社会の課題への対応
④生存戦略
という項目を挙げてみました。

 そこで、今回は、「①企業イメージの向上」について皆さんにお伝えしたいと思います。まず、SDGsは「世界共通の目標」であることから、「共通言語」という性質を持っていると言えます。企業の経営理念や事業目標というのは、簡単には浸透させにくいですが、経営者がSDGsという共通言語を使って、「この事業はSDGsの何番のゴール達成のために行っています」と発信することで、「ゴール何番に貢献する会社」というイメージが共有できます。

 すると、まずは自社の社員さんたちが「うちの会社の仕事はこういう目標に貢献しているのだ」と、自社が社会に対して果たす役割を認識しやすくなり、働くモチベーション向上のきっかけとなります。そして、「何を目標とし、どのような形で社会に貢献している会社なのか」を伝え、扱っている商品やサービスだけでなく、その背景にあるストーリーを見せることで、お客さんや取引先などから共感を集めやすくなります。

 
さらに、自社の存在意義をSDGsで発信することで、人材採用にも役立ちます。実際に、とある中小企業では、自社の取組みをSDGsに結び付けて広く発信したことで認知度が高まり、今では全国から優秀な学生が「御社でこんなことがしたいです」とビジネスモデルまで持って入社を志望してくるそうです。

 また、金沢では7月に「SDGs×就活」という就活イベントが行われました。SDGsを高校や大学の授業で学んで興味を持ち、「SDGsを軸に会社を選びたい」という学生のニーズが高まっている中で、「SDGsに取り組む企業だけを集めて説明会を行う」という全国初の取り組みでした。

 今後はニーズの高まりから、こういった取り組みが広がっていくことでしょう。そして、SDGsに関心を持って入社した社員が、その企業が取り組むSDGsを積極的に推進し、それが発信されることでさらに企業イメージが上がる、というように好循環が生まれてきます。

 「企業イメージが向上し、会社の内外から共感を集め、良い人材の獲得にもつながる」。SDGsに取り組むことで、こんなメリットを享受してみてはいかがでしょうか?

※このコラムは、北近畿経済新聞にて連載しております。

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